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2021年01月12日
金沢大学ら研究グループ 産業廃棄物から貴金属を選択的に回収法を開発

金沢大学理工研究域物質化学系の長谷川浩教授とナノ生命科学研究所の前田勝浩教授らの研究グループは、化学修飾されたセルロースを吸着剤として利用し、産業廃棄物の中から必要となる貴金属だけを選択して回収する画期的な方法を開発。

 

そもそも貴金属は、化合物などが作りにくいため供給量が少ないにも関わらず、需要は、電子機器や医療機器での使用など年々増加傾向にある。
不要になり捨てられた産業廃棄物の中から必要となる貴金属だけを回収してリサイクルに回したり再利用したりできることが理想的だが、現在一般的に利用させている方法では、複雑な経緯が必要となり、さらに費用が高額で回収効率も低いという現状が続いていた。

 

これらを解決するため、研究グループは、酸性廃液の中から銀とパラジウムだけを選択的に回収する手法を開発。化学修飾されたセルロースを利用し、廃液を直接通して銀やパラジウムを99%以上の効率で吸着させた後に焼却するという単純な方法で、高純度の銀やパラジウムを回収することを可能にした。

これにより、以前の回収技術と比べ、吸着材に捕集できる貴金属の最大吸着量が世界最高となり、他の化学成分が大量に存在しても影響を受けずに高いパフォーマンスを実現させた。


今後は、環境に優しいプロセスで貴金属を安定的にリサイクルすることにも注力していき、持続可能な社会の実現に寄与することが期待されている。

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