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2020年10月13日
古紙輸出価格が上昇 アジアで需要増

段ボールなどの原料になる古紙の輸出価格が上昇傾向にある。
貿易統計によると、8月の平均輸出価格は1キロ14.6円と、直近安値の昨年12月から5割上昇。新型コロナの影響で古紙の回収が滞る台湾向けなどアジアを中心に需要が伸びている。2021年から古紙輸入を全面禁止する中国が最後の買い付けに転じたことも影響している。

19年12月に同9.9円まで下がった古紙の輸出価格は、アジアでの需要拡大を受けて20年1月から上昇。
1~8月の古紙の輸出量も224万トンと前年同期比10%増えた。

輸出価格が上昇しているのは、コロナ禍でアジア諸国・地域が古紙不足が続いており、台湾やタイ、ベトナムで古紙の発生が減ったうえ回収が滞っていることが要因とされている。現地の製紙会社は不足分を解消するため日本からの古紙輸入に動き出した。

 

中国では環境保護のため古紙の輸入規制を年々強め、21年1月からは全面禁止となるのを受け、中国の買い付けが急増。中国の製紙会社は主に欧米から古紙を輸入しているが、異物混入で陸揚げできないトラブルなども発生。海運会社が中国向けの古紙輸送の拒絶する傾向にあり、欧米からの輸入に支障が出てきている。そんため、年末までの輸入可能期間までに、近隣国である日本からの古紙輸入を強化したと考えられる。

 

日本の古紙問屋は古紙のほとんどを国内の製紙会社に出荷しており、国内で余剰となった在庫を輸出。今年はコロナ禍で紙の生産が減り、国内の古紙需要が減少、在庫過多な状況にあった。

 

関東の古紙問屋でつくる関東製紙原料直納商工組合の主要32社の8月末の古紙在庫量は3万9541トンで、昨年12月の直近のピークから3割減少。「国内の製紙会社向けの出荷が減少するなか輸出増加で在庫を減らせた」という。また、輸出価格の上昇は古紙問屋の収益改善にも貢献。

 

ただ、輸出価格上昇は、中国の買い付け期間が終わる11月中旬までと推測され、中国の買いがなくなると、価格上昇はストップする。古紙問屋によると、すでに10月積みの段ボール古紙は下落しているという。

 

日本の古紙問屋はタイやベトナムなど中国以外への販路拡大を画策しているが、欧米も同様に中国以外に販路を求めるとみられ、輸出価格の大幅下落は避けられない状況が来ると古紙問屋は懸念している。今後、アジア市場で競合がますます激しくなると考えられる。

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