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2017年12月04日
トヨタ自動車の北米事業体 廃棄物系バイオマスを活用した発電および水素供給事業

トヨタ自動車の北米事業体Toyota Motor North America(TMNA)が、燃料電池発電事業を手がける「FuelCell Energy」社とともに、廃棄物系バイオマスを活用した発電および水素供給事業に着手した。米国カリフォルニア州ロングビーチ港に、燃料となる水素を生み出し、2.35メガワットの発電が可能な燃料電池発電所および水素ステーションを併設する「Tri-Gen(トライジェン)」を建設する。畜産場の家畜排せつ物や汚泥等の廃棄物系バイオマスから水素を取り出し、「溶融炭酸塩型燃料電池」を用いて発電を行うことで、FC発電で排出される水も含め、再生可能エネルギーから水素・電気・水を生み出すという。2018年より建設を開始し、2020年頃の稼働開始を目指す。見込みの発電量は、1日あたり約2.35MWhで、米国の一般家庭の約2350世帯分のエネルギー消費量相当。製造する水素約1.2tは、約1500台の燃料電池自動車が1日走行できる水素量だという。

 

FuelCell Energy社は、これまでエネルギー省などの公的機関やカリフォルニア大学などと共同でトライジェンの実現に向け取り組んできた。今回新たにトヨタが協力することで、水素、電気、水を効率的に利用する仕組みの確立を目指す。電力の一部と水は、北米でトヨタの物流事業を行うToyota Logistics Serviceのロングビーチ拠点に供給。同拠点は、再生可能エネルギーの電力のみを使用する同社初の施設となる(北米において)。水素は、日本からロングビーチ港に輸送される新車配送前の燃料電池自動車「MIRAI」や同港湾エリアで実証実験中のFC大型商用トラックなどの燃料充填に使用する。水素ステーションを併設したメガワット規模のFC発電施設は世界初。

 

同社は、今後も水素社会の実現に向けた取り組みを進めていきたいとしている。